代表メッセージ

新たな産業構造を創造し、社会の生産性を最大化する

「完成に必要な最後の1ピースだけがどうしても見つからない…。」 こういった事情でお蔵入りになってしまう事案が、日本には数多くあります。

私たちリンカーズは、その最後の1ピースにあたる知られざる技術情報を、その業界に精通した 産業コーディネーターの“目利き”と、ITを活用した高精度な探索システムで探し出し結びつける、 技術のマッチングプラットフォームです。

企業と企業の出会いのあり方を見直し、これまでは叶わなかった最適なマッチングを提供することで、 イノベーションが頻発する新たな産業のしくみを、国内外に築いてまいります。

代表メッセージ

産業コーディネーターの「目利き」と、高精度な探索システムによる
ハイブリッド型マッチングサービス。

各産業に精通した産業コーディネーターによる「目利き」と、ITを駆使した高精度な探索システムを掛け合わせ、これまでの枠を超えた創造的で革新的なマッチングを実現させること。 それにより日本の産業構造を効率的に再構築し、社会の生産性を最大化すること。 リンカーズが目指しているのは、このふたつの大きなイノベーションです。

“技術情報の見える化”こそが、日本の産業を救う道

私が日本の産業構造に強く問題意識を抱くようになったのは、大手コンサルティングファームで太陽光発電パネルの製造事業に関わっていた時のことでした。 日本のメーカーの収益率が欧米と比べて異常に低いことに私は驚きました。

そしてその原因が、企業間にバリューチェーン(価値を生み出すプロセス)の情報の流通がない閉鎖的な産業構造にあることに気づいたのです。 そしてこれは太陽光発電パネルの製造事業にとどまらず、日本の産業特有の大きな課題であることにも気づきました。

日本は終⾝雇用制があるため、業界の横のつながりが薄く、情報が遮断されがちです。 一方、転職社会である欧米では人材の流動性が高く、ひとつの業界で複数の会社を渡り歩くことも珍しくありません。 そのため業界全体に横のつながりができやすく、共有された情報をもとにさらに利益を上げるための改良が積極的に行われる傾向があります。 そのため、自然にその分野の産業が効率化・最適化されていくのです。

私は日本の企業も技術情報の“見える化”を実現し、新たな交流の場を作ることができれば、中小企業のビジネスチャンスも増えて日本の産業界全体の生産性が高まると考えました。

閉ざされていた扉を開いたのは、“目利き力”だった

“企業の技術情報の見える化”を実現するために、「Disty株式会社(現:リンカーズ株式会社)」を設立し、さまざまなバリューチェーンを公開し討論するためのSNSサイトを立ち上げました。 しかし日本のビジネスマンやエンジニアは守秘義務による縛りがあるため、情報の提供に抵抗がある人も多く、SNSに求められるアクティブなコミュニティの醸成には至りませんでした。

結局3か月ほどで見切りをつけ、中堅・中小企業が自社の技術・製品をインターネット上でPRできるWeb展示会システム「eEXPO(イーエキスポ)」をスタートさせました。

eEXPOを立ち上げた当初の1年間は、先述のSNSと同様に自社の技術情報を外部に出したがらない中小企業が多く、思うような結果を出すことができない状態が続きました。

しかし約400社の中小企業を訪問し、各社の企業情報の聞き取りを続けた結果、技術を持ったメーカーに精通する「産業コーディネーター」という存在に気がついたのです。 そこで各地の有力な産業コーディネーターを網羅的にネットワーク化したところ、従来は表に出なかった技術情報を共有できるようになりました。 その結果、これまでのものづくり系マッチングでは考えられないような、高いマッチング成功率を実現できるようになったのです。

新しい出会いが、多くの新しいイノベーションを生み出していく

リンカーズはこれからも企業と企業の出会いのあり方を見直し、従来の閉鎖的な産業構造では成し得なかった最適な出会いを提供していきます。 そして多くのイノベーションを生み出す新しい産業構造を創り、産業全体の生産性を最大化するための連携のハブとなる企業を目指します。

代表取締役社長前田 佳宏

日本ものづくり株式会社 構想

小さな企業を、オールジャパンでバックアップして
世界で戦える企業に育てる。

大きな可能性を秘めた日本の中小企業が国境を越えて世界で勝負するには、さまざまな障害があります。

「言葉が通じない」「資本が足りない」「人材が集まらない」― ― こうしたボトルネックをワンストップで解決するには、オールジャパンのバックアップが必要です。

さまざまな金融機関や政府、地方自治体をまきこみ、盤石な態勢を作っていくこと。 それが、リンカーズがゴールに見据えている“日本ものづくり株式会社”であり、リンカーズを主軸とした「インダストリー4.0」時代の成長シナリオです。

私たちはその大きなゴールを目指し、日々邁進してまいります。

Linkers Quality

■三方良し

業界を変えるプラットフォーマーであり続けたい

そのために、顧客満足起点でありながら、連携先・社員・投資家など、様々なステイクホルダーの
繁栄を長期目線で実現できるような仕組みを構築することを考え続けます。


■悩んだらブレスト

組織として最高のアウトプットを更新し続ける

組織の枠や立場を超えて様々なメンバーの経験、知識、アイデアなどの叡智を対話に基づき結集させます。


■強固な信頼インフラ

摩擦を恐れずにオープンで本質的な議論を

日頃から積極的に仲間とコミュニケーションを取り、相手の立場を理解するように努め、
お互いへのリスペクトの気持ちに基づく強い信頼ベースを構築します。


■ボトルネックとキードライバー

費用対効果の最大化

課題の全体像を関係者全員で共有し、全体に影響を与えるボトルネックや少ない労力で
その課題を解決に導くことができるキードライバーを常に考え続けます。


■トライ&エラーの高速回転

スピード感をもって課題解決と組織学習を実現する

立ち止まる時間を最小化し、様々な仮説を立ててトライ&エラーを繰り返すことで、
アウトプットからフィードバックを受ける学習サイクルを高速で回し、我々は学び続けます。